16年目にしてドメインを変更してみました

まさかの16年越しにドメインを更新

この記事を三行にまとめると

社会人になると同時に改名するみたいな謎の行動に出ました
ドメインは慎重に決めた方が良い
新生あかつきのお宿をよろしくお願いいたします
このサイトを開設したのが2010年……そして今は2026年。気がつけば16年も経っていました。

16年……小学校に入学した子が大学を卒業するくらいの年月ですね。そう考えると長いです。

そんな16年目にしてわたくし、このサイトのドメインを新しくするという、社会人になると同時に改名するみたいな謎の行動に出ました。

つい先日までこのサイトはnorm-nois.comというドメインで運用していました。この記事が公開した直後はまだ検索に引っかかるのはこっちのドメインかもしれません。でもnorm-nois.comの方にアクセスした場合は現在のakatsukinn.siteの同じページにリダイレクトするように設定してあるのでユーザーさんが混乱するような事態にはならないと思います。

何で今さらになってドメインを変えようと思ったのかと言うと、実はずっと前から変えたいとは思っていたんです。10年くらい前からnorm-nois.comやめてえって切に思っていました。

そもそもnorm-nois.comってどういう意味やねんって話なんですが、これはもう今となってはただの黒歴史でしかなくてですね……。



僕は小説を書くときに「橘花紅月(きつかあかつき)」というペンネームを使っています。あかつきのお宿というサイト名もそれが由来なんですが、紅と月がそれぞれcrimsonとmoonなので、ドメインを決めるときにこの二つの単語のアナグラムで何か作れないかなと思ったんです。それでできたのがnorm-nois.comです。並び替えるとcrimsonmoonになります。何という絶妙なダサさ……でも生涯現役中二病の俺は良いのが思いついたというドヤり感でいっぱいでした。

2010年といえばちょうどガラケーからスマホに乗り換える人が増えてきた頃ですかね。インターネットはそれなりに普及していましたが、それでも今ほどの便利さはなかったような、ガラケーすらなかった青春時代を過ごした僕ら世代からすれば十分に便利だったような、そんな時代です。

そんな時代だからGoogle翻訳などもそこまで素晴らしい精度ではなかったんですね。Twitterでスクショが貼られてネタにされるような誤訳もたびたびありました。

そのGoogle翻訳さんにですね、翻訳をお願いしたわけですよ。normとnoisの。

そしたらnormは規格とか標準、noisは破るという訳が出てきました。それを見たときに「なるほど……じゃあnorm noisで規格外とか常識破りみたいな意味を持たせられるな。イケる!!」と思いまして、それでnorm-nois.comにしたんですわ。テキストサイト全盛期に一石を投じる破天荒なサイト『あかつきのお宿』爆誕じゃい!とね。

ドメインを作る前に一応英和辞書も調べました。そしたらnormは同じく規格、標準、規範などの意味が載っていたんですが、noisの方はなかったんですよ。このときにもっと「あれ? おかしいな?」と思うべきだったんですが、Google翻訳に出てくるんだからきっと辞書には載らないマイナーな単語なんだろうと思って、norm-nois.comでドメインを取得しこのサイトを公開しました。

数年後。

きっかけは忘れちゃいましたが何かの拍子にふとGoogle翻訳にもう一度normとnoisを入力してみたんですよ。そしたらnormの方は相変わらずでしたがnoisは何も訳が出てきませんでした。そこでようやく理解したわけですね。あれは誤訳だったんだと。ちなみに今noisと入れると騒音という訳が出てきますが、たぶんこれは「もしかしてnoise(ノイズ)じゃない?」みたいな感じで、こっちのスペルミスを良い感じに補完してくれてるんだと思います。いずれにしろnoisという英単語は存在しない。

つまりnorm-nois.comは規格外でも何でもない、存在しない英単語の入った謎のドメイン名だったというわけです。まあそんな頭の悪いドメインを十数年使い続けてるって意味では常識外れなサイトと言えるかもしれないけど、紅月のアナグラムとして作っておきながら堂々と誤訳してたわけだから恥ずかしいことには変わりないですね。

だから本当はさっさと別のドメインに変えたかったんです。誤訳だと分かったときからずっともやもやしてました。10年もやもやしてました。もやしもんとは俺のことです(?)



じゃあ何で10年も変えずにもやもやし続けてたのかって言うと、ドメインを変えることは何かとデメリットもあるんですよ。

・SEOの評価が下がる
・アクセスが減る
・被リンクやSNSのシェアが無効になる

ドメインを変えたら基本的には別サイトと認識されるので、それまで蓄積してきたものが一度リセットされます。だから検索順位も下がるし、前のドメインしか知らない人はアクセスできなくなるし、SNSのいいねの数とかも0になっちゃいます。だからドメインは慎重に決めた方が良い。いつでも変えることはできるけど積み上げてきたものは失われる。作家やアイドルが名前を変えて無名選手としてもう一度やり直すようなもんです。

ただしこれに関してはどうしようもないわけではなくて、前のドメインを削除しちゃった場合はどうしようもないんですが、前のドメインを残したまま新しいドメインで同じサイトを運用する場合は301リダイレクトという設定を入れておけば「あ、この二つは同じサイトなんだな」と判断されてSEOやアクセスはそのうち回復します(SNSのシェア数は基本的にあきらめるしかない)

301リダイレクトはサイトの状況にもよりますが、.htaccessが使える状態であれば以下の設定で新しいドメインの同じページに飛ばすことができます。

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^(www\.)?norm-nois\.com$ [NC]
RewriteRule (.*) https://akatsukinn.site/$1 [R=301,L]

リダイレクトの例
https://norm-nois.com/blog/archives/5015
→ https://akatsukinn.site/blog/archives/5015

これを旧ドメインのドキュメントルート(public_htmlとか)に置いておけば、新ドメインの同じページに301リダイレクトします。^(www\.)?はwwwありなしどちらにも対応した書き方です。

リダイレクトには主に301と302があるんですが、301は永続的なリダイレクト、302は一時的なリダイレクトという違いがあります。一時的というのは例えばメンテナンス時などの一時的にサイトにアクセスができなくなる場合などに使うリダイレクトです。それに対して301は「あなたが今アクセスしたURLはこっちに引っ越しました。以降はずっとこっちです」みたいな意味のリダイレクトです。なので今回のようなドメインを新しくて古いURLへのアクセスをなくす場合は301にする必要があるわけですね。



あかつきのお宿はたいしてアクセスの多いサイトではないんですが、なんだかんだで16年も続けていたおかげで過去のブログ記事がはてブやX(Twitter)などでシェアされたりしてきたので、それが0になるのが惜しい気持ちがあり、なかなかドメインを変える決断ができませんでした。

でも今は各SNSのシェア数を表示するのもやめちゃったし、このサイトは一番多いときでも1日のPVが1500程度だったんですが今はその1/10以下だから、ドメインを新しくして一からやり直しになってもたいした影響ないかなあと思いまして、それでようやく重い腰が上がりました。

あとこのサイトはエックスサーバーで動いてるんですが、エックスサーバーは条件を満たせばドメイン二つまで無料で使えるので、それも決め手になりました。これなら気軽にnorm-nois.comを残しつつ新しいドメインでも運用できるぞと。

エックスサーバーのドメイン無料利用の条件
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_order_present_domain.php

そんなわけでこのたびあかつきのお宿はakatsukinn.siteというドメインに生まれ変わりました。シンプルにあかつき(akatsuki)とお宿(inn)を組み合わせただけです。これなら誤訳もクソもないから問題ないはず。

ちなみにChatCPTさんに「akatsukinn.siteという名前をどう思いますか?」とたずねたところ「最後のn二つが宿ではなくただの打ち間違いに見える可能性があるので微妙。akatsuki-inn.siteの方が良い」と言われました。視認性が悪い上、ユーザーが直接URLを入力する際にn二つに気づかず「akatsukin.site」と入力する可能性もあると指摘されました。確かにね。でも現代はURLを直で入れてアクセスすることってほとんどないですからね。認知度の低い個人サイトともなればなおさらです。だからその辺は問題ないかなと判断しました。



ということでドメインが新しくなっただけで中身は何一つ変わっちゃいないんですが、改めて新生あかつきのお宿をよろしくお願いいたします。
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